背中ニキビが一度跡になってしまうと、
自分自身できれいにするのは、
かなり難しくなっていまいます。
ニキビ跡の状態にはいくつかあり、
赤みのあるニキビ跡、
茶色や鈍い紫の色素沈着ニキビ跡
凸凹状になってしまったクレーターニキビ跡があります。
にきび跡の治療は根気がいりますし、
きれいにするのもとても時間がかかりますが、
いくつか自宅でもできる方法があります。
赤みのあるニキビ跡はニキビができた部分が
うっ血している状態です。
ニキビができているお肌は、
ターンオーバーがうまくできてないことが多いので、
適度にAHA配合の石鹸をつかったり、
軽度の自宅でできるケミカルピーリングなどをして、
うまく肌のターンオーバーを正常に促します。
茶色の色素沈着跡は、なんども炎症した
赤ニキビをいじってしまったり、
赤みがある状態で日焼けなどして
メラニンが残ってしまった状態です。
ハイドロキノン、トレチノイン配合などの
美白効果のあるクリームなどを使って
色を徐々に薄くしていくこともできます。
ビタミンCやビタミンBのサプリメントを
とりいれるのも体の内側から肌の再生を促します。
赤いニキビ跡や茶色の色素沈着跡は、
自分で治療していくこともできますが、
凸凹のクレーター状になってしまったニキビ跡は、
医療機関で専門的な治療を受ける必要があります。
主な治療法はケミカルピーリング、レーザー治療、
FGF治療などがあります。
ケミカルピーリングは薬剤を使用し、
古い角質を取り除き新陳代謝をうながして
ターンオーバーを正常にしていく治療法です。
1度や2度の施術では効果はあまり期待できず、
通常5回から10回を2週間ぐらいに、
1度のペースでおこなっていきます。
一度の治療費は大体1万円から2万円程度で、
ピーリングをおこなっている間は、
肌がとても敏感になっていますので、
外出の際には徹底した日焼け対策が必要です。
ニキビ跡のレーザー治療は様々なものがありますが、
よく耳にするものといえば、
フラクショナルレーザーや、
フォトフェイシャルがあります。
レーザー治療の相場はだいたい1回で
3万円から4万円で、月に1回の施術を
1年から2年かけて治療していきます。
レーザー治療は皮膚科によっては、
ピーリング治療とセットになって
施術するところもあります。
FGF治療は、FGF=線維芽細胞増殖因子と
呼ばれる人工タンパク質を肌に直接注射して
皮膚組織を再生させる治療法で、
主に凸凹ニキビ跡に効果的です。
効果が現れるまで2週間から1ヶ月かかります。
費用はニキビ跡一か所につき
1万円から4万円かかります。
このように美容皮膚科、エステでの
ニキビ跡治療は経済的にかなりの負担がかかります。
どの治療方法も1度おこなえば、
完全に跡を消すことはできないので、
時間的にも長いスパンを見込まなければなりません。
ましてや背中はとても面積が広いパーツです。
一度背中にニキビができてしまったら、
軽視せずに悪化する前の集中した治療、
徹底した生活スタイルの改善が、
ニキビを跡にさせないようにする
もっとも効果的な対策でしょう。
たとえどんなにお金と時間をかけて、
ニキビをきれいにしたとしても、
日頃のちょっとした悪い癖が、
背中ニキビをまた再発させる恐れがあります。
ニキビができたことを体の危険信号と、
捉え日頃から健康管理を心がけましょう。
自宅で行う場合は背中ニキビ専用の
ジェルなども売られているので
参考にしたら宜しいかと思いますよ!