リンデロンVG軟膏と同類が薬局で売られているけど?

リンデロンなどはニキビで使わない方がいい? 皮膚科で処方される薬

皮膚科で処方されるリンデロンVG軟膏と
ほぼ作用が同類のリンデロンVSが薬局店で
よく見かける様になりましたね。

ニキビに悩んで使ってきた人間から
結論を言うと・・

どれだけ大丈夫と良い言葉をネットで
並べられたとしても、

ニキビに対してリンデロンの様な
ステロイドは使わない方が良いです。
長年使った人間として思います。

リンデロンvg軟膏とは?
ステロイド薬の一種で

そもそも市販することができない
処方箋薬のひとつでした。

もちろん、ニキビなどの皮膚炎対策に
処方されることがありますが

その問題性も次第に
認知され始めています。

今でもニキビ対策として
皮膚科にいくことが勧められ

リンデロンの話が出てくることが
多いと思いますが

これからは違った角度で見る
必要があるかなと思います。

なのでニキビと薬のとの関係に
私なりにですがフォーカスして
いろいろ書いていこうと思っています。

その基本的な部分から
勉強していきましょう!

・リンデロンvg軟膏の基本的なこと

リンデロンvg軟膏は大手企業の
塩野義製薬株式会社が作った薬。

薬価は29円ほどでかなり安いですが
一応先発医薬品です。

わずかに黄色がかった
白色の軟膏剤で

ステロイドと抗生物質が
セットになっています。

ステロイドはベタメタゾン
吉草酸エステル、

抗生物質はゲンタマイシン
硫酸塩のことを指します。

ベタメタゾンはそれなりに
強力なステロイド薬で

抗炎症作用と
抗アレルギー作用があります。

ゲンタマイシンは殺菌作用があり
細菌の感染を防ぐ効能があります。

炎症とは免疫細胞が
働いているから起こるのですが

その働きを抑えることで
炎症を沈めます。

そして免疫力が衰えた状態は
外部の細菌に感染する
リスクが生じるため

一緒に抗生物質が
配合されてるわけです。

ニキビも皮膚炎の
一種ということで

場合によっては
処方されることもあります。

ステロイドにはいろいろな
種類があり1~5群の順に
強さが示されています。

リンデロンの場合は
3群ということで

ストロング(強い)という
分類になっており

ニキビ以外にも幅広く
皮膚炎に用いられています。

つまり、効果が強力ということは
副作用も強力なんです。

ではリンデロンはどのくらい
有効なのかについてですが、

当然使い方によっては
かなり有効かもしれませんが

誤った使い方をすると
痛いしっぺ返しを喰らいます。
私はそうでした。

とりあえずステロイド薬となってる時点で
それなりに有効性はあるといえます。

効果が強力だからこそ、
取り扱いに注意が必要ということで
薬局では販売できない代物です。

臨床試験でも対照群と
プラセボ(偽薬)群と比べて

明らかに優位性が認められた
などのデータもあり

効果があること自体は
あまり疑わなくてもよいでしょう。

炎症を沈める効果が高いことから
赤ニキビの段階で処方されると思います。

一般的に処方される
ステロイドの中では

かなり強い方だと思われるので
赤ニキビも数日で良くなると
言われています。

ただ、使用量というか
使い方が微妙かなと・・

用法用量は医師の指示に
従うのは当然ですが

そんなに使う必要はないというか
使いすぎると逆効果になる
恐れがあります。

本当に注意すべきは
その部分です。

リンデロンは数々の副作用がある事も
一般的には知られていて

長期的に使用するのは
NGだと思ってください。

そもそも薬というものは
どれも基本的に長い期間
使うものではないのですが

ステロイドは特にそうだといえます。

ニキビくらいの軽度の皮膚炎なら
数日という短期決戦で
終わらせるのが通常です。

中には2週間以上経っても
一向によくならないケースもありますが

意固地になって使い続けると
皮膚炎以外にも私の様に
副作用が出てくる恐れがあります。

かゆみや皮膚刺激感、かぶれをはじめ
皮膚が薄くなって敏感になったり
新たな皮膚炎を引き起こしたり、

下手すると白内障や
緑内障のリスクだって出てきます。

例えば、目の病気は重度の場合ですが、
他にも頭痛や吐き気、目のかすみや
痛みなども出て来る可能性があります。

重度の場合は月単位、年単位で
使用した場合に限られるかもしれません。

もしくは、毎日グラム単位で使い続けるなど。

ニキビに関してはそんなことは
まずないと思いますが注意するに
越したことはありません。

私の母が癌で自宅介護をしていたのですが、
薬の副作用や強い痒みをはじめ、

骨の痛みが出た時に処方されていたのが
このリンデロンです。そのぐらい強力なものなんです

私の様にずっとニキビが治らない焦りから、
これからステロイドを検討されている方は
ちょっと私の経験を聞いてください。

特に一般的に認知されているステロイド
リンデロンVG軟膏は最終手段です。

*私自身もかなり使ってきたから
強く言えます!

赤ニキビや化膿した吹き出物に対して
即効性を求める気持ちは
とても良く分かります。

ただですね、リンデロンを
長い期間使用していると、

私の様に皮膚の赤みや委縮、
シワ、肌荒れをはじめ、毛細血管が
浮き出てくるなどなど、

ステロイド特有の症状が
頻繁に出てくることがあります
(結構辛いです)

これは効果がないから
言っているんじゃないんです。

この手のステロイドを
今検討している方は、

かなり重症だと思いますので
赤く腫れたり、化膿した状態が、
ずっと繰り返し出来るからですよね?

だけど、それでも安易な気持ちで
あまり使わない方が良いです。

そういう状態だったら、ビーグレンの
高濃度ビタミンC美容液などで

充分カバーできると私は思うので
肌の事を良く考えてみてください。

で、そもそもリンデロンはですね
ニキビ専用の塗り薬ではありませんよ?

また私の様にニキビ跡に対して
ステロイドを使おうとしている方は、
リンデロンで跡が消えたりはしません。

身体の中からちゃんとケアをして
老廃物をはじめ、肌奥の真皮から
ターンオーバーを促さないといけません

リンデロンを長期間使用することで、
副腎の働きが弱くなることもありますし

まれに起こる重い副作用としては、
もう少し詳しく書くと目が見えにくくなる、
かすんだりゆがんだりして見える、

頭痛や吐き気などもありますから
本当に注意が必要です。

ステロイドが炎症や赤みを
抑える目的で皮膚科などから
処方されることが多くなりますが、

それで使用していくって
本質はどうなのと思います。

ニキビケアとしての利用では、
私は大失敗をしてきたので
早く治したいといっても
オススメしません・・

さきほどもお伝えした通り、
ニキビケアとしての商品ではありません

1日数回、患部に適量を塗布する
(この適量が難しいからです)

当然、回数や塗布する量は、
症状によって適宜増減する事になります。

適応量も分からないですし、
健康な肌にステロイドがついてしまうと
当然のごとく悪影響もでます

私の体験談としては
こんな感じですので、

最新の注意を払って
使用される方は使いましょう!

最後に私が知っている中で
リンデロンの概要について
細かく触れておきます!

リンデロンは炎症を抑える
ステロイドの「ベタメタゾン」と、

細菌の働きを抑える抗生物質の
「ゲンタマイシン」が配合された
外用薬になります。

ステロイドのベタメタゾンには、
二キビなどの炎症を抑える
強い作用がありますが、

それと同時に免疫力を落として、
細菌に感染しやすい状態を
作ってしまうのです。

抗生物質のゲンタマイシンは、
そのような状態で細菌に
感染するのを防ぐ役割を持ちます。

ステロイド外用薬の効果の強さは、
もっとも強力な1群
(最強 strongest)から、

2群(非常に強力 very strong)、
3群(強力 strong)、
4群(中程度medium)、
5群(弱い week)に分類されます。

適度な強さがあることから、
さまざまな症状の皮膚疾患に
処方されている代表的な
ステロイド外用薬です。

また、リンデロンVG軟膏は
ウイルスや真菌(カビ)などによる
皮膚感染症には基本使用しません。

重度の火傷や皮膚潰瘍の場合、
かえって症状を悪化させたり

肌の回復がが遅くなることがあるので、
こういう場合は不向きとなります。

顔や首、陰部など皮膚が
デリケートな部位には、

最小量の使用に留める
必要がありますね

また、アトピー肌をはじめ、
赤ちゃんや高齢の方、
妊娠中の方に対しては
絶対に使わない方がいいです

リンデロンVG軟膏は外用薬なので、
数日患部のみに少量を使う程度ならば

大きな副作用の心配はないと思いますが、
リンデロンを長年使ってきた人間から
あえて言わせてもらえれば

二キビ治療の一環と使用するのは
向いていないと思っています。

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