首ニキビはかゆい症状が出ることがあります。
それも体の機能の一部ということで
おかしいわけではないのですが
ニキビができてる時点で問題ではあるので
適切な対処を地道に行っておきましょう。
かゆいからといって
安易に薬に手を出したりするのはやめましょう。
よけい痒くなったり痛くなったり
炎症が広がる危険性があるからです。
肌に合わないスキンケアも同様です。
首ニキビはかゆくなりやすい?
ニキビができるということは
アクネ菌が増殖する原因がいくつも隠れており
その数だけ体に異常があることを意味します。
首ニキビは大人ニキビの一種で
環境的に少々過酷な部分でもあるので
なかなか治らず厄介なことが広く知られています。
かゆいと感じる人は多いかもしれません。
かゆみが出るのはヒスタミンという物質が
影響している可能性があります。
ヒスタミンは体の異物を外に出す役割があり、
アレルギー症状はこの物質が出るためと言われます。
これも体の防御機能であり、
ありがたいものではありますが
かゆいとついかきたくなってしまい
ニキビを傷つける恐れがあるのはやっかいです。
ですから強いかゆみが出るようであれば
対症療法として薬を使うのはいいと思います。
次にかゆみが出る大きな原因と思われるのが乾燥です。
首は皮脂腺が少ないうえに紫外線や衣服の刺激などが加わり
とても乾燥しやすいことで知られています。
顔は入念にスキンケアするけど首はしないという人は多そうですが
そのようなことも考えられるわけです。
ニキビがかゆいときの対処法とその後
ではかゆいときの対処法ですが、
我慢出来ないほど痒いのであれば
先ほども少しいいましたが薬を一時的に使うのもありです。
かゆみ止めとして有名のはムヒや、
ステロイド入りの軟膏になります。
ステロイドは効果が強力なぶん副作用も強いので
なるべくそれが入ってないもののほうがいいです。
推奨される対策としては保湿に心がけることですが
基本はそれだけでいいと思います。
ニキビスキンケアでも保湿に特化してるものを使えば
乾燥を防ぐと同時に抗炎症成分なども入ってるものなので
ひとつで何役もこなしてくれます。
薬だと基本的には単一の効果しか発揮してくれないので
そういう意味でもあまりおすすめできないわけです。
いずれはニキビスキンケアも卒業しましょう。
健康なら乾燥しやすいといっても
ニキビが出来るほど重症化しないはずです。
そしてニキビスキンケアは薬と違って高いです。
ご存知のように薬は1000円前後で買えるものが多いですが
ニキビスキンケアは最低でも数千円レベルになるので
ずっと継続するようなものではありません。
首ニキビとあせもの違いは?
首にブツブツと突起物が出てくることがありますが
それは必ずしも吹き出物ではありません。
ニキビではなくあせも(汗疹)かもしれません。
その名の通り、汗が原因で発生するもので
皮膚疾患とは違いますが場合によっては
赤くなったりかゆくなったりします。
結局は保湿が肝心になります
汗が汗管につまることで起きる症状で
軽症ならとくにかゆみなどは出ないのですが
黄色ブドウ球菌が増殖する恐れもあり、
ニキビと似たような状態になることもあるといいます。
ニキビは部分的に赤くなるだけですが
あせもによる赤みは少し範囲が広くなりがちです。
黄色ブドウ球菌はアクネ菌と違い
酸素が好きな好気性菌の一種だからです。
汗をかくことが多い季節(夏)に発生する事が多く、
部位でいうと首の上部が特にそうです。
よって汗をあまりかかない時期はできにくいといえます。
ただ、汗は老廃物を出すために必要で
現代人は汗を出さない生活習慣がふつうになっています。
それもまたニキビなどの皮膚疾患に
繋がってくるので汗を敵視してはいけません。
あせもとニキビの対策はほぼ一緒
対策として基本となるのは運動不足の解消や
風呂に入るなどして体を温めることです。
さきほども言ったように汗をかかない生活習慣は
毒素を体に溜め込むようなものなので
適度な運動は必須です。
不健康な何かに悩んでいる人は
たいてい運動不足だったりします。
風呂に入ると体が温まり汗管も広がるので
自然と排出しやすい状態になります。
あと体温をあげると免疫力が高まるので
ニキビもあせもも同時に予防することになります。
洗うだけならシャワーでもいいですが
ちゃんと湯船にも入ったほうがいいですね。
洗い方というか注意すべきは
首ニキビも汗疹も同じです。
必要以上にゴシゴシ洗わず
低刺激で良質な石けんを
かるく使う程度でいいと思います。
あとたまにはサウナに入るのもおすすめです。
サウナは汗をかくじゃないかという低レベルな反論は
ここまでお読みになっていれば出ないはずです!
一時的にすぐ対処したいのなら
ステロイドや抗ヒスタミン薬が役に立ちます。
ステロイドはなるべく弱いタイプのほうがいいですね。
強いほど副作用も出やすくなります。
抗ヒスタミン薬はかゆみがひどい時だけにしましょう。
汗をたくさんかいても汗疹が出来る人とできない人がいます。
その意味もついでに考えておいてください。