アクアチムは、ニューキノロン系の抗生物質の外用薬で
有効成分はナジフロキサシンとなります。
ニューキノロン系の抗生物質は、細菌が増えていく時に
DNAの複製を阻害することで、細菌を死滅させる働きを持ちます。
ナジフロキサシンは、ニキビを悪化させるアクネ菌やブドウ球菌などの
細菌を殺すことで、ニキビの赤みや炎症を抑えます。
また、白血球にも作用して、ニキビの患部を刺激する
活性酸素の放出を抑制する働きももちます。
アクアチムは、ニキビの他におできやとびひなどの皮膚感染症の治療にも用いられます。
ニキビ跡などにも使われているみたいですが、アクアチムでは跡や赤みは
完治できないと思いますね
以前に、アクアチムやニューキノロン系のお薬を使用して、かゆみや発疹などの
アレルギー症状が出たことのある方や妊娠もしくは授乳中の方
小児への使用には注意が必要とされます。
アクアチムの副作用として、肌のかゆみや刺激感、発赤や潮紅、顔面のほてり
接触皮膚炎、皮膚の乾燥などが報告されています。
このような症状が出た場合には、医師または薬剤師に相談してください。
アクアチムには、3種類ありまして半固形タイプの「アクアチム軟膏」、
クリームタイプの「アクアチムクリーム」、化粧水タイプの「アクアチムローション」があります
どのタイプのアクアチムも、有効成分のナジフロキサシンの濃度は1%となっていますが、
液の形状とその添加物に違いがありますね。
「アクアチム軟膏」は、白色ワセリンやオレイルアルコール、
ステアリン酸、水酸化ナトリウムなどが加えられています。
「アクアチムクリーム」は、ステアリルアルコールやセタノール、
ジエタノールアミン、エデト酸ナトリウム、白色ワセリン、
軽質流動パラフィンなどが添加物として使われています。
「アクアチムローション」は、精製水や乳酸ナトリウム液、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、グリシンなどが添加されています。
どのタイプも、1日2回洗顔後に適量を患部に塗布が基本です
またアクアチムは抗生物質ですので、長い期間の使用は耐性菌を
作ってしまいます、効果が出る、出ないは関係なく2週間をめどに使用しましょう。
ニキビ跡の場合は体内にも、体外にもビタミンCが必須ですので
こちらの記事なども参照にされるといいと思います