年齢を重ねると運動しなくなりがちです。
そうなると汗の分泌機能が低下するため、
老廃物の排出がスムーズに行われないので、
毛穴に詰まるので顎ニキビが出来やすくなります。
しかし、運動は単に汗の分泌に関わるだけではなく、
自律神経やホルモンの分泌量のバランスにも大きく関わっています。
自律神経やホルモンバランスの乱れも、
あごニキビの原因になるので、
普段から適度な運動をすることが
改善する為の基礎になりますよ。
そもそも自律神経は、自分自身が意識して
コントロールできない生命維持活動を
行っている神経です。
例えば、座る、立つなどの行動は、
自分の意識でできます。
しかし心臓や胃は自分で動かすことは出来ませんし、
免疫機能や血糖値などもコントロール出来ません。
このように、自分の意識に関係なく行われる
生命活動の全般を担っているのが自律神経です。
肌細胞の生まれ変わりにも
間接的に関わっています。
ホルモンバランスが正常に保たれることで、
適量の皮脂を分泌したり、肌の水分バランスを
整える働きをしていきます。
これらの働きに異常が起こると、
ターンオーバーが低下したり、
水分と油分のバランスが崩れたりと、
あごにきびの悪化に繋がるのです。
ホルモンバランスの乱れは、
ちょっとした生活習慣から
すぐに崩れてしまいます。
その大元の原因となるのが血行不良です。
人間の体は60兆以上の細胞から成り立っていて、
これらの細胞が正常に働くからこそ、
体内機能もしっかり働きます。
血液はその細胞に酸素や栄養を届ける
重要な役割を持っています。
血液の流れが悪くなって酸素や栄養が不足すると、
細胞の働きはどんどん衰えてしまい、
体内機能も低下して正常に働けなくなります。
自律神経もホルモンもすべてが細胞から
構成されていますから、
血流自体が悪くなるとその影響から
自律神経が乱れてホルモンバランスも
簡単に崩れやすくなるのです。
血液というのは、心臓などから押し出される勢いと、
筋肉が動くことで血管が収縮して流れていきます。
筋肉はどんな動きにも反応しますが、
生活活動だけだと決まった部分の
筋肉しか動かないので、
その他の部分の筋肉は、
ほとんど動けず血流も滞ります。
普段動かさない筋肉を動かすことで
全身の血流を良くすることができるのです。
そのためには、家事や仕事などの
生活活動だけではなく、
ストレッチやラジオ体操など、
あらゆる部分を伸ばしたり、
縮ませたりしながらなどの
動かす運動を取り入れなくてはいけません。
運動をして筋肉が動き血行が促進されることにより、
自律神経やホルモンバランスが整うので、
あごニキビができやすい体質を治すには
適度な運動は必須なのですね。
過度なストレスを抱えない為にも
オススメしておきます。
さて、このストレスもあごニキビの原因の1つです。
実はニキビだけではなくしこりを作る原因にもなるのです。
ストレスも溜めやすくなると、
先程お伝えした以上に・・・
血液の流れが悪くなって
細胞に栄養が行き渡らなくなり、
活性酸素が発生して細胞にダメージを
与えてしまうので健康が損なわれます。
もちろん体には防衛機能が備わっているので、
病気を引き起こすストレスに対して
抵抗しようとする働きが起こります。
こうなると男性ホルモンの分泌量が増加します。
男性ホルモンは、女性にも分泌されるものですが、
その分泌量が多いのは、あごやフェイスラインです。
男性ホルモンには皮脂の分泌量を増やす働きがあるので、
これらの分泌が活性化されると、
あごの部分の皮脂の分泌も盛んになります。
そもそもあごは、もともと皮脂量が少ないので
毛穴も小さいため、皮脂が過剰分泌されると
どうしても詰まりやすくなり、
角栓が出来て、ニキビが引き起こされます。
ただ、この時点でストレスをしっかり解消すれば
症状も緩和されて、しこりができることもありません。
ストレス社会とも言われる現代では、多かれ少なかれ、
どんな人でも毎日のようにストレスを受けています。
ずっとストレスを受け続けると、スキンケア類で
あごのニキビが症状として良くなっても、
すぐにまた顎ニキビが出来て、
炎症がどんどん深部に広がっていきます。
悪化していけば深部にまでダメージを受けるので、
肌は状態を改善しようとして皮膚を形成する
細胞をどんどん作り出します。
本来なら正常にターンオーバーが行われることで、
古い角質と新しい肌細胞が入れ替わってから
健康な皮膚になるのですが、
繰り返すニキビのダメージから
再生機能が異常になると、
肌細胞が作られ過ぎてしまい、
それが盛り上がってしこりになるのです。
あごにきびはもちろんのこと、
悪化からしこりを作らないためには、
ストレスを溜めないことがポイントでです。
といっても、ストレスは目に見えませんから、
ストレスの状態に慣れてしまうので、
自分では気がつかなくなってしまいます。
そのため体にはストレスが溜まって、
しこりが出来てしまうのですが、
唯一それを回避する方法が炎症を抑えることです。
炎症が広がらないようにするには、
とにかく肌の機能を正常化して、
健康にすることが先決なので、
保湿成分がたっぷり入った基礎化粧品は
最低限のケアとして行いましょう。
症状があまり良くない方は、炎症を鎮める抗炎症作用や
アクネ菌の繁殖を防ぐ殺菌作用があるクリームを使用すると、
少しずつ良くなっていきますよ!